「高収入で自由に働ける」と言われるプログラマー。その言葉に夢を感じるのは自然だが、現実はずっと複雑だ。就職の難しさ、精神的な負荷、そして孤独との向き合い。そこには、目をそらしてはいけない構造的な問題がある。 就職難の正体は“グローバル採用競争” 今、日本のプログラマー市場は国内だけを見ていても全体像がつかめない。企業は英語が堪能な海外エンジニアを積極的に採用している。人件費が抑えられ、即戦力にもなりやすいため、わざわざ育成コストのかかる未経験者を採る理由が薄れている。 国境を越えた人材獲得競争のなかで、エ ...